エンドゲーム【裏話】キャスト決めが難しかった3人のキャラとは?キャスティング解説

「アベンジャーズエンドゲーム」の偉業のキャスト決めはサラハリーフィンの功績


どうもはじめまして、元脚本家志望でイラスト作家をめざしている「Yasu」です!

今回は、マーベル映画「アベンジャーズ・エンドゲーム」の裏話として…

キャスト決めの知られざるトリビア裏話を全てのマーベル映画のキャスティング監督をつとめた「サラ・ハリー・フィン」氏のインタビューをまじえて解説します!

これを読めば…

マーベル映画が成功した秘訣はキャスティング?

どういう基準でマーベル映画のキャストを選んでいるのか?

マーベル映画のキャスティングで一番むずかしかった3人の俳優は誰だったのか?



といった謎がいろいろと分かりますし…

スタッフがアイアンマン~エンドゲームを作るまでにどれほど苦労したのか?」といった裏側も見えてくると思います。

普段、キャスティングを意識して映画をみることは無いと思うので、制作側の視点をしることで、マーベル映画を新しい視点で楽しむことが出来るはず。

貴重なインタビューの宝庫なので、ファンの方は必見です!

1、映画「アベンジャーズ・エンドゲーム」のあらすじ

引用:UHD Wallpaper


2019年アメリカ映画

マーベル・コミックの人気スーパーヒーローたちが一堂に集結した一大英雄巨編『アベンジャーズ』シリーズ第4作にして完結編であり、『マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)』シリーズ第22作目であるSFアクション超大作です。

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で、サノスによって人類の半分の命が失われた世界のその後を描いており、生き残ったヒーローたちが力を合わせ、仲間や愛する人達を救うため、最後の決戦に挑む。

本作品は2019年公開の全ての映画作品の中でも最重要作品であり、2008年公開の『アイアンマン』から始まったMCUシリーズの集大成にしてグランドフィナーレを飾るに相応しい作品に仕上がっています。

引用:映画ウォッチ

2、マーベル映画が成功した秘訣はキャスティング?

引用:The Lily


マーベル映画がこれほどの成功をおさめた理由は、マーベルスタジオの社長でプロデューサーを務めている「ケヴィンファイギ」氏の的確な人選チョイスにあるのは明白ですが、もう一つ重要なのが…

● キャスティングが圧倒的に上手い(いろいろ理由はありますけど)


なぜなら、「サラ・ハリー・フィン」という凄腕のキャスティング監督がマーベルにいるからです。

彼女は、キャスティング監督として、1作目の映画「アイアンマン(2008)」にかかわり…

アベンジャーズの全配役をてがけるだけでなく、「インクレディブルハルク(2008)」を除くすべてのマーベル映画のキャスティングを担当しました。

Yasu)しかもほとんどハマリ役…

つまり、彼女がいなければ、マーベル映画がここまでの成功を収めることは不可能だったと言うことですし…



マーベルスタジオ内でケヴィンファイギにつぐNO2の実力者といえるでしょう。

では、サラ氏のキャスティング能力はどれほど高いのか?を各項目ごとに解説していこうと思います。

3、サラ・ハリー・フィンって誰?(経歴)

雰囲気がダイアン・キートンそっくり。引用:Asaya


もともとサラ氏は、イェール大学出身で、1997年に長編映画のキャスティング監督として「パラマウント・ピクチャーズ」へ入社。

ドウェイン・ジョンソン主演のハムナプトラ・スピンオフ映画「スコーピオンキング(2002)」や「ワイルドタウン(2004)」、戦闘機映画「ステルス(2005)」などのアクション映画を手がけ…

さらには、「サミュエル・L・ジャクソン」がバスケット部のコーチ役をつとめたスポーツ映画の傑作「コーチカーター(2005)」、アカデミー賞作品の群像劇映画「クラッシュ(2005)」で活躍するなど非常に才能ある人物でした。

転機となった「アイアンマン(2008)」のキャスティングで、サラ氏は「カリスマ性・機知にとんだユーモア・大きな知性」の3点を意識して、2006年から主役さがしにはげみ…

喜劇王「チャップリン」の人生を描いた伝記映画「チャーリー(1992)」でアカデミー賞にノミネートされた実力者でありながら当時、薬物問題でイメージダウンしていた「ロバート・ダウニーJr」の起用を考えはじめます。

監督や制作スタッフもダウニーの起用に前向きでしたが、即座に決まったわけではなく。

サラ氏の提案で、スクリーンテストをやって全員でダウニーの演技を確かめることになります。

ダウニーは、マーベル側が要求したスクリーンテストを承諾。

これについてサラ氏は「予想外の選択でした」とダウニーが、当時まだ無名の新興スタジオだったマーベルからの依頼を引きうけてくれたことに驚きます。

そして、ダウニーの演技をみたケヴィンやサラ、ファブロー監督たちは「彼こそがアイアンマンにふさわしい」と全会一致でトニースターク役を決定。

参考出典:シネマトゥディ


ファブロー監督たちは、ダウニーの人生経験と気まぐれな才能は、トニースタークにふさわしいと感じていました。

ダウニーの演技によって、トニースタークに「ユーモア、心のもろさ、子供っぽさ」がやどり、映画は大ヒット。

これ以降、サラ氏はほとんどすべてのMCU映画にかかわり、フェーズ4の「エターナルズ」や「ブレイド」まで予定がうまっている状況にあります。

また、MCU映画をやりつつ、ディズニーの実写映画「ライオンキング(2019)」やアカデミー賞映画「スリービルボード(2017)」も手がけるなど非常に多忙で…

これについてサラ氏はインタビューで「長年、多くの睡眠時間をうしなってきた」と激務ぶりを明かしました。

● MCUキャスティングの内容

引用:NYCasting


サラ氏は、撮影の12~16週間まえにキャスティング監督を依頼されることが多く…

MCU全体のプロジェクト管理のために、時には1、2年まえからキャスティング作業をはじめることもあります。

サラ氏ひきいるキャスティング部門は、特定地域を舞台にした映画の場合、現地のキャスティング監督に協力をあおいで、現地の俳優にでてもらおうと努力しています。

例えば、アフリカが舞台の「ブラックパンサー」では、南アフリカ地域のキャスティング監督と契約して、本物のアフリカ的雰囲気を作りだそうと努めました。

4、どういう基準でマーベル映画のキャストを選んでいるのか?

引用:Deadline


サラ「俳優がキャラクターを熱心に演じてくれればマーベル映画はしっかり機能します。フェーズ1では、ケヴィンファイギのビジョンがどれほど広いものなのか分かりませんでした

サラ「しかし、制作をすすめていくにつれて、MCU俳優には可能な限り幅ひろい演技力がもとめられる事がわかったんです。ユーモアをもち、ウィットに富んでいて、知性、情熱、献身的な態度が必要です」

さらに、彼女はオーデイションでの俳優たちとのやりとりについてもこう語っています…

サラ「マーベル俳優を演じる条件は、俳優側の意欲がキーとなります。MCUに出演する俳優の多くは、アクション映画への出演経験がありません」

サラ「それでも俳優たちは、心をこめて役をえんじようと精神面・肉体面で努力してくれます。映画のオーディションには選ばれなかったけど、そこでいい演技をした人が、数年後に別の映画へ出演していた…というのがマーベルの世界では起こります」

サラ「彼らには、良い経験がつめると期待できることを願っていますし、オーディションではいつも…今日この場にきて、準備してきたことをやりきったと感じますか?と思いやりをもって、応募者に問いかけます」

サラ「将来、彼らが何かの形で成果を出せたらいいなと願っています」

● エンドゲームにおける偉業のキャスティングについて

引用: (Alberto E. Rodriguez/Getty Images for Disney)


サラ「エンドゲームは、10年にわたる私の仕事の集大成です。映画史上にのこる歴史的な瞬間で、アカデミー賞俳優や候補者、才能ある新人を1つのスクリーンにあつめたのは驚異的な成果ですよ」

サラ「ただ、私にとっては、映画内でおきる出来事の範囲を理解して、ストーリーを把握し、追加部分を書きこみ、とぎれないよう試みるだけでした」

サラ「A級スター俳優たちのスケジュール管理は、それ自体がモンスターのようですし…プロデューサーたちのスケジュール調整は、おそらく今まで誰もやった事がないとてつもない偉業です」

5、MCUキャスティングで最も難しかったのは3人?

● 困難だったキャスト選び第1位:スター・ロード役(クリスプラット)

オーディション当時、127キロあった体重を90キロまで落としたそうです(笑)。引用: Marvel Entertainment


サラ「スターロードのキャスティングは難しかったことで有名です」

クリスプラットは、元々キャプテンアメリカのオーディションを受けていましたが、残念ながら落選。

サラ氏は、キャプテンのオーディションに落ちたクリスを覚えていて、他の多くの俳優と同じように彼にも脚本をよんでもらいます。

サラ「クリスプラットのセリフだけ私の頭の中にグルグルと残ったんです。彼はスターロード役として完璧でした」

そして、フィン氏は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガン監督にクリスの起用をうながします。

サラ「ガン監督は、クリスプラットがぴったりだと全然思ってなかったので。私はクリスが良い!とガン監督を困らせるほど言い続けました」

サラ「肝心のクリス本人は、自分がスターロードに見えなかったので、オーディションを拒否していたんです。2回ほどアタックした末に、ようやくクリスを説得してオーディションに来てもらったんですが、今度はガン監督がクリスに会おうとしてくれませんでした」

参考出典:Variety


こんな感じだったそうです↓

サラ「(クリスの写真をおいて)この男はどうですか?」

ガン監督「パークス&レクリエーション(コメディドラマ)のぽっちゃりした奴?君はバカなの?」

サラ「あってくれませんか?」

ガン監督「いや、見たくない。彼は全然あわないよ」

と監督はかたくなにサラ氏の提案をつっぱねていました。

しかし、サラ氏はガン監督とクリスをなんとか会わせることに成功。

そして、クリスが脚本をよみあげて10秒たたないうちに…

ガン監督は、サラの方を向いて「彼だね」と言いはなち、スターロード役は決まりました。

サラ「本当にうれしかったです。彼に間違いないという感覚がありましたし、ユリイカ(ギリシャ語で何かを発見した)的な瞬間でした」


サラ「二人が出会ったあとは、皆さんもうご存じですよね。彼らはまるで燃えている家のごとく仲良くなりました。そして、私はこの2人の関係がスターロードを生み出したんだと思います」

Yasu)ここまでふり返ってみると、サラ氏の能力は…

  • キャラにぴったりな俳優を見ぬくズヌけた直観力
  • 周囲を説得する交渉能力の高さ
  • なんとかして配役を成功させようとする粘り強さ

この3つがずば抜けていることがよく分かりますね。

● 第2位:スパイダーマン役(トム・ホランド)

引用: © Disney/Marvel


サラ「ピーターパーカーが世界中の人々にどれほど愛されているかは、理解していました。最近までトビー版やアンドリュー版の2シリーズがあったので、今度やる時は、相当うまくやらないといけないというプレッシャーがあることも分かってました」

サラ氏ひきいるキャスティング部門は、スパイダーマンのオーディションで7500人の子役の応募に目をとおしましたが…

オーディションの規模がおおきかったことが、キャスティング部門の大きな負担となりました。

キャスティングチームは、200人の俳優と面会し、オーディションテープや会場で唯一、バク転を披露した「トムホランド」に注目します。

Yasu)ハリウッドの歴史上でもオーディションでバク転した俳優はいないと思います(笑)。

トムの起用については、サラ以外のプロデューサーたち、スクリーンテストに同行した「ロバートダウニーJr」もいい感触をえていました。

参考出典:cinemacafenet


トム本人は、過去に映画「リトルダンサー」のミュージカル版「ビリーエリオット」へ出演した時に、振付師の「リンペイジ」からダンスやバレエをまなび、体操などを練習していたため…

トムの演技力と身体能力は、ずばぬけていました(しかし、バレエをやっているというだけで、学校内の悪い連中から殴られたりしてイジメにあうこともあったそうです)。

そして、スパイダーマンがMCUに初登場する映画「キャプテンアメリカ・シヴィルウォー」の監督をつとめたルッソ兄弟はこう語っています。

ルッソ兄弟「2回ほどスクリーンテストをやったけど、トムは素晴らしかったよ。スピルバーグの太陽の帝国で主役を演じたかつてのクリスチャンベールのようだったし…」

ルッソ兄弟「原作のピーターパーカーは15歳なので、その年齢になるべく近い俳優を見つけたかったんだ。過去のスパイダーマン映画との差別化ポイントにもなるしね」

とかなりの好感をえていました。

スタントマンをなるべく使わなくても、俳優自らスタントができるというのは撮影の手間をはぶくのにも有効です。

トムは、5か月間オーディションをうけ続け、その結果、スパイダーマン役に決まったことをマーベルの公式インスタグラムで知ります。

そして、ケヴィンファイギからの正式に電話がかかり、現在の大ブレイクにいたります。

● 第3位:ヴァルキリー役(テッサ・トンプソン)

引用: © 2017 - Disney/Marvel


サラ「マイティソーラグナロクのヴァルキリー役については、キャスティングの途中で見つけたんです」

サラ「このキャラには、信じられないほどの才能があり、大胆で、親しみやすく、コミカルで多くの人間性をそなえた俳優が必要でした」

サラ「テッサのことは昔から知ってましたし、彼女のコメディスキルやドラマチックな面もわかっていました。でも、テッサにそういう素養があることは、当時あまり知られてませんでしたので…テッサはあらゆる側面をみんなに見せようと喜んで役をひきうけてくれました」

サラ「ただ、当時の彼女は、ニューヨークで1週間に8回も公演をやっていたため、レンサ球菌咽頭炎(のどの痛み)を抱えていたにもかかわらず、オーデイションを受けに飛行機できてくれました」

6、まとめ

● マーベル映画が成功したのは、サラフィンのキャスティング能力が高かったから。

● マーベル俳優には、幅広い演技能力が求められる。

● マーベル映画のキャスティングで困難だったのは、クリスプラット。


インタビューなどでサラ氏の姿をみていると、細やかな配慮や俳優へのケアにものすごく気をつかっているのがうかがえます。

彼女の人を動かす熱意とキャラにぴったりな俳優をみぬく直感力がなければ、マーベル映画はここまでのシリーズになってはいなかったかもしれません。

7、参考出典

D23:https://d23.com/interview-with-avengers-endgame-casting-director-sarah-finn/

Fandom:https://www.fandom.com/articles/sarah-halley-finn-casting-marvel-cinematic-universe

The Lily:https://www.thelily.com/meet-sarah-finn-the-woman-responsible-for-casting-nearly-every-actor-in-the-marvel-cinematic-universe/

Back Stage.com:https://www.backstage.com/magazine/article/sarah-halley-finn-marvel-audition-advice-69577/

金曜ロードショーシネマクラブ:https://kinro.ntv.co.jp/article/detail/2019070402

Showbiz Cheat Sheet:https://www.cheatsheet.com/entertainment/how-did-tom-holland-land-his-role-as-spider-man.html/

We got this covered:https://wegotthiscovered.com/movies/russos-reveal-cast-tom-holland-spiderman/

Mentalfloss:https://www.mentalfloss.com/article/570414/tom-holland-found-out-he-was-spider-man-through-instagram

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