引用:Proko Official Chanel(YouTube)
どうもこんにちわ!管理人のYasuです。
今回は、人体イラストの基本講座ということで…
顔の鼻(ノーズ)が上手く書けない時の対処法をご紹介!
[box class="blue_box" title="この記事を読んで欲しい人"]
● 頭を上げているキャラの鼻が上手くかけない…
● そもそも鼻の仕組みがよく分からない。
● 角度が変わったときに形が崩れてしまう…
[/box]
実は、鼻の形って大体、「四角いボックス」にシンプル化してイメージすれば書けるようになるんです。
でも、顔の向いてる角度が変わったら…
鼻を描くの急に難しくなりますよね?
そこで今回は、解剖学と混ぜ合わせながら、角度が変わったケースと一緒に解説していきいます!
目次
鼻をボックスとして描く
いきなりなんですが、鼻を4つの面から出来た
ボックス:四角錐台(しかくすいだい)
として単純化させます!
側面、正面、底パーツと大まかに分割。
角度別に鼻を描くケース
1、ヨコ顔
このボックスの形がちまちまと変わってしまう為、注意が必要です。
顔をヨコに向けると、正面パーツがだんだんと見えなくなり…
側面のパーツが大きく膨れていきます。
2、上むき顔
頭を上にかたむけた時、どうみえるのか?
まず、底のパーツが大きく膨れ上がり…
側面と正面パーツが小さく狭まります。
3、注意点
多くの絵描きが、鼻(ノーズ)の先っぽを下向きに描いてしまうのですが…
そうすると鼻だけが、他の顔パーツと違う方向をむいているように見えてしまいます。
こうなると変なので…
鼻の向きは、顔と水平になるよう心がけてください。
[box class="pink_box" title="要注意"]顔を下向きにかたむけた時だけ!鼻の正面パーツが、鼻穴の底パーツをおおい隠します。[/box]
解剖学から見る
鼻の組織は、「骨」「軟骨」「脂肪」の3つから成り立ちます。
鼻の部位なんですが、ここでは…
- ブリッジ(鼻梁:びりょう)
- ボール(鼻尖:びせん)
- ウィング(鼻翼:びよく)
の3グループに分けられます。
1、ブリッジ(軟骨の先っぽ)
鼻骨と軟骨の上に細い線を描くと…
ふくらみのある丘がグラベラへと繋がる。
軟骨の先端は、「くさび形」にトガっていて、2つの鼻球の間に挟まるようになってます。
2、ボール(軟骨)
鼻のボールは「大尾翼軟骨(だいびよくなんこつ)」と呼ばれる2つのパーツから出来てます。
このボールの形は人によって異なり…
鼻球が小さく、尾翼軟骨のボールが大きい場合もあれば…
尾翼軟骨のボールが小さく、鼻球もトガっているケースも…
3、ウィング(鼻球)
鼻球は、尾翼軟骨のボールのまわりをフックをかけるように…
丸まってるのが特徴です。
よくある間違いイラストでは、鼻を平面的に書いてる人を見かけますが…
これは鼻の骨の仕組みや鼻球のふくらみを理解してかけば、このように3次元的な立体として描くことが出来ます。
5、幾何学バージョンの鼻
鼻の解剖図を幾何学的な面で組み立てたバージョンがこちら。
こうやって全てのふくらみを「面」でとらえることで、さらにディテールの細かい鼻イラストを描くことが出来ます。
鼻骨から下がガクッと若干おれているのを意識して、正面から見た時、鼻骨の幅は、ワイドに広くスケッチするように。
本編映像
「Proko」さんの「鼻の描き方」動画がこちら☟
まとめ
・鼻は「三角錐(さんかくすい)」をイメージすると描きやすい!
・鼻の角度を攻略するには、「鼻それぞれの側面の面積がどう変化するのか?」に注目する!
・解剖学的に見て鼻の組織は、「鼻骨」「軟骨」「脂肪」の3つに分けられる
以上です!
参考出典
How to Draw a Face: https://www.youtube.com/watch?v=nWZZ3SFmDS8&t=198s